実家にルンバさんを送り込む


 母の体調不良がわかって以来、とりあえず、最低週1、できれば週2回実家に手伝いにいくことにしました。主な目的は二つ。

1)食が進まず、体重が減り続ける母の個食を避けること。
一緒に昼食と夕食を食べること。主な目的はおしゃべり。
とりあえず、今は母が調理できるので、作ってくれたものを、おしゃべり
しながら一緒に食べ、片づけるのが私の仕事。
味覚がちょっと怪しくなってきているので、おいしいものをおいしいというとともに、
しょっぱいものは少し塩分を減らす、水洗いして塩分を抜くなどの調整もしつつ、
とにかく、母の作ったものを「おいしいね!」と食べるがメインのタスクです。

2)母がやってほしい家事を片づける
まぁ、時間的な制約もあるので、毎回一部屋の掃除……というのが主なところです。
食事をする部屋を掃いて雑巾がけをする、とか、布団を全部干して寝室の掃除をする、とか。
ただ、週1〜2回いって一部屋キレイにしていたんではたかがしれてますよね。

で、週末にジャパネット髙田でロボット掃除機を注文し、実家に送り込みました。

当日、母とはこんなやりとりをメッセンジャーで。

ところが、その後連絡がない。
もしかしたら、充電できなかったのかしらん、と不安になり電話してみると

使ってみたわ。なかなかきれいになるわね。

とうれしそう。
隅っこの細かい汚れの取れ具合がいまいちだというので、
今まで放置されていた全体の汚れがまずはきれいになったことを評価するべきでは、
と母をさとし、使い続けてね、と言ってみる。

最初は、完璧でないことが不満げだった母も
「でもさ、埃だらけの所にいるより何十倍もいいじゃない? そっちを評価しようよ」
というノー天気な娘の言葉に、多少納得した模様。

そして二日目の本日、再度母から電話。

私・どう?
母・今日はとても働いてもらったのよ。ベッドの下もきれいにしてもらって。
T(←愚弟)は、ペットがいるみたいだなぁっていっているわ。でも、きれいに
なっていいなぁって喜んでいる。

なんとなくDV的に見える母と弟の関係からすると、弟が喜んでいることが
母にとっても安心材料になっているもよう。
まぁ、ペットの代わりのルンバさんが、おしっこもうちもせず、臭いもせず、でも
お部屋をきれいにしてくれるなら、それにこしたことはありません。
丸いだけでペットのようなかわいさはないけれど、まぁ、とりあえず、
お部屋きれいにしてくれるお仲間が増えたことは、いいことだよね?

ただし、現段階で、実家にジャパネット髙田から送り込まれたルンバさんは
どうやら中国語しかしゃべらない模様。
設定をかえようと弟が試みたものの、うまく行かない、と母。
「中国生まれだからしょうがないのかしら?」
と母はいうけれど
「いや、日本でお仕事するために作られたんだから、日本語も話すはずよ」
と母を説得し、明日ジャパネットに電話してみてね、と伝える。

さて、どうなることやら。

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