コロナ禍下の暮らしメモ8: 高齢者とのコミュニケーション iPad編

実母は88ですが、5年ほど前からiPadを使い始めました。
入っているアプリは、フェイスブックとメッセンジャーと……
ラインもはいっているかなぁ。
でもそれくらいです。

極力シンプルに、がコンセプトです。

使い始めた当初は、画面が切り替えられなかったり、
アプリを閉じ忘れて、立ち上がった画面が想定外のものだったりで、
年中
「iPadが壊れちゃったの」
と連絡が来ていました。

あれこれやってみて学んだのは、基本的に遠隔操作は厳しい、ということです。
画面がおかしくなっちゃったからリブートして立ち上げ直すとか、
一度画面を全部閉じてやりなおすとか、
とりあえず、それを電話で話をしながらやってもらうのは、ほぼ不可能。

なので、iPadを渡すなら、「壊れちゃったの」という電話で
かけつけられる(当日じゃなくても)距離に住んでいるか、
かけつけてなんとかしてくれる味方が近くにいないと
かなり厳しいというのが、正直な感想です。
特に、パソコンにうとかった人にiPadを渡すときは、これは肝に銘じている
必要があるような。

ただ、フェースブックとメッセンジャーだけなら、やっているうちに
なれてくるので、5年たった現在「iPadが壊れちゃう」ことはほとんど
なくなりました。

それどころか、テレビ電話ができるようになり、
顔が見えない電話はお金がかかるけれど、テレビ電話はただ!
と孫娘に教わった実母は、最近は、メッセンジャーで連絡をくれるほどに。

文字ベースのメッセージとテレビ電話、両方できることもわかったようで、
最近は両刀遣いです。

まわりの80代でフェースブックやラインをやっている人のほとんどは、お孫さんまたはお子さんとの連絡が目的。お子さんがいらっしゃらず、同世代との連絡が中心になると、iPadやスマホでのコミュニケーションはかなりハードルが高いもよう。
個人差はありますが、まわりをみていると70代なら、比較的ハードルは低いようなので、お孫さんがスマホをもつタイミングで、おじいちゃんおばあちゃんにも持ってもらうのがいいのかなぁと最近思います。
というのも、こういう緊急事態に、iPadがあって助かったと思うためには、その前にかなり練習が必要だ……ということが、今回よくわかったからです。

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