カリフォルニアあれこれ

カリフォルニアについてこんな記事
学校時代から、アメリカの友人のほとんどがカリフォルニアの人なので、
そして、今もやりとりが続いていたりするので、動向はきになります。

今後8週間で州内の6万人超のホームレスが新型コロナウイルスに感染し、医療システムに多大な負担が生じる可能性が示されたと明らかにした。同州は、米国で最も感染が深刻な州の一つ。
ニューソム知事はフェイスブックに投稿した演説で、「今後8週間で、州内の路上で生活する10万8000人のホームレスのうち、罹患率が56%程度とすると、6万人超の感染者が出るとの結果となった。これは州民にとって、そして医療システムにとって大きな懸念となる」と述べた。
カリフォルニアは長らく、ホームレスの人達に手厚い州だと言われてきた。
去年のWSJでも、社説でそんな話がとりあげられている。
民主党政権の、貧しい人にも優しい州。
でも、そのせいもあって、ホームレスの人々が他州からもやってくる
といったこともあったと聞く。

貧しい人を支えるといっても、財源は税金。
豊かな人からとって、貧しい人に還元といえば
もちろん理想的ではあるけれど、
たまらないと、出ていく人が増えているのも実際のところ。
他州の方が税金も安く、物価も安い。
特にSFあたりでは、シリコンバレーの影響もあって、家賃がかなり高いと聞く。
実際、知り合いの夫婦2組も、州外転居の準備をすすめていた。
過去形なのは、コロナ騒ぎで、自宅売却の雲行きが怪しくなってきたから。

SF周辺は、ホームレスの人の数も多く、一方で地価や家賃は高かったので、
ここに不動産を持っていた人は、それなりの値で売って転居できたはずだった。
けれども、ホームレスの人達にコロナが広がって、医療システムも財政も
大きくゆらぐと、SFから離れる人も出てくるだろう。
地価が大きく下がったり、今までの家賃収入が減る可能性が出てくる。

それに加えて、クラスターを恐れた刑務所が収容されていた
人達を保釈し始めている
これが、治安が悪化するのではと、社会不安をあおる。
経済的な先行き不安やレイオフがこれに拍車をかける。

結果的に上がるのが銃の所有率。

こういう悪い時の事態ばかりを想定して
ホームレスの人々を助けないのはおかしい。
一方で、こうした状態になったときの対策もある程度
視野にいれた運営は必要……。
政治は難しい……ね。










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