日本文化のルーツ(ジャン・バニエ)

ラルシュを創設されたバニエさん。
このところ、スキャンダルなども出てきていて、いろいろ思う所はありますが、
今の仕事で「やまばと」学園という知的障害の人々の施設の会報誌を読んでいたら、彼の日本滞在時の感想が掲載されていました。
書かれたのは1987年6月ですから、今から30年以上前です。
でも、とても適格な指摘だと思うので、メモ代わりに。

日本文化のルーツは神道と仏教です。聞いたところによると、日本人は神道から清浄を、
仏教から調和と静寂と条理を学んだと言われます。
それが団結の強さ、あらゆるものの清潔さと整然な状況、そして口調ある電灯と文化の見いだされる所以でしょう。外国人はあまり見かけられません。
 秩序と民族の血統についての感覚は、当然のごとく「違い」というものをあまり認めません。街を歩いていても、「変な」人に出会うことはほとんどありません。生徒は制服を着ているし、オフィスガールも職場服を着ています。学校は欧米よりずっと進んでいるし、良く機能しています。人々は家庭生活やレジャーを犠牲にしても良く働きます。
 (中略)この国は善のために巨大な力を持つこともできるし、過酷な労働と物質主義、そして弱者の排除という目的のために巨大な力を持つこともできるのです。

どこかで原語版があったら是非探したいと思います。

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