もう女の家事はやめなさい:新刊そろそろ書店に

Amazonでの販売が始まった新刊。
書店さんにもそろそろ出始めたようです。


もう女の家事はやめなさい

こういうタイトルって、出版社がきめるので、どうしてもあおりがちになってしまい……。今回も、すごい書名だなぁ、と思わなくはなく……。

主な主張は帯の方をご覧下さい……っていう感じでしょうか。
新聞広告も打っていただけるとのことで、責任重大。大丈夫か……。

ただ、本そのものとしては、今講座などでお話ししていることをベースに、いろいろな方々の体験談や意見をとりいれ、普段考えていること、ご意見を聞きながら思うことなどを、自由にまとめさせていただいた、という感じです。

書きたいことが書かせてもらえて、気分スッキリ。

日本の家が片付かないのは、家の構造や戦後無批判に西洋的なライフスタイルを形だけ取り入れたからだろうと、個人的には思っていて、そんなことを書かせていただきました。
家の形状の問題は、実は家事をすごく増やすことにつながっていると個人的には思っています。今回、書きながらつくづく思ったのは、日本の昔の家は、本当に外に向けた建前の部分と雑然とした私的空間としての住居スペースに分かれていたんだろうなぁということ。客間が玄関脇にあり、縁側が茶の間と庭の間にある。人の出入りはあるけれど、家を人には入れるけれど、散らかった居間に入れない工夫ができていた。
 ところが、戦後はDKさらにLDが居住空間の中心。でも、これって、名前は洋式だけど、認識的には茶の間だから、他人を入れるところじゃないんですよね、基本的に。客間がなくなって、客間兼茶の間が出現すると……そりゃぁ、そこを客間レベルに片付けるのは結構な仕事だよな、と思っちゃったりするのです。

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