新幹線の公開

今回のWallyの本には
開発中の新幹線の写真がいくつも入っている。
前回もいくつかはあったのだけれど、今回はまとめて。
#オリンピック を前に日本が、急速に変わっていく姿を捉える
一つの方法として、テスト走行や、時速200kmを記録したときの
メーターの写真なども入れて……。
まったく、何もないところに忽然とあらわれた新大阪や、新横浜。
高架橋の写真をとって、振り返ると背後には田園……みたいなギャップが
当時の日本。

そして、その夢の超特急が公開された時の写真。
ものすごい数の人が新幹線に群がるというビックリな写真。

このキャプションを当初
新幹線の一般公開
としたのだけれど
「一般」に公開したのかどうか裏がとれない。

それなりには調べてみたけれど
どういう人に公開したのかの裏がとれない。
一般の人なのは、
ワンピース姿の小学生や、カメラ持ったおじさんた映っているところから
間違いはないんだけど。

1964年8月14日に、鴨宮で新幹線の車体に初めて触り
中をのぞき込み、写真を撮れたのは
どんな人だったんだろう?
鴨宮在住の方々?
国鉄関係者?
それとも、情報を流して、それをしった人が来たのか(それこそ一般公開)。
でも、漠然と情報をリリースしたら、もっと鉄ちゃんが集まりそうだけど……。

で。
迷いに迷って。
一般をとりました。
新幹線の公開
がキャプション。

落としどころはそこかい、って言われそうだけれど。
でも、まぁ、そんなことを考え、話ながら、キャプションを考えているということで。
60年以上も前のことでもあり、すべてが正確にというわけには
残念ながらいかない。
きっと、いろいろ、ミスが見つかるんだろうとも思う。
一つでもミスを減らしたい、と、副編集長。
そう。二人で、そう思いながら作業をしている。
薄氷を踏む思いで、匍匐前進中。
とはいえ、出版まで、もうちょっと。


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